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イシコの歩行旅行、歩考旅行、歩行旅考、歩考旅考

2012-04-1
「ホテル選びで迷ったら?」

ご飯選びよりも洋服選びよりもホテル選びが、一番、時間をかけて迷う気がする。プノンペンのホテルを最終的に絞った二つからどちらにするか迷っていた。値段はどちらも40ドル前後の中級ホテル。一つはホテルの予約専門サイトに掲載されていたホテル。こじんまりとした新しいデザイナーズホテルで内装もよく、部屋でインターネット接続もできる。

ただ、宿泊した欧米人のコメントを読むと街から、かなり離れていると書かれていた。しかも二度と泊まらないだろうとまで書かれていた。英語の自動直訳とはいえ、「二度と泊まらないだろう」というコメントは強烈である。それを読むと二の足を踏む。ホテルのスタッフの対応も考えられるが、大きな理由に中心地から距離が遠いからではないかと考えてしまう。しかし、スペインのマドリッドで予約したホテルはマドリッド郊外だったが、高速バスに乗れば20分程度で中心部に到着してしまい、市内の下手な場所より便利だったこともある。

もう一件の候補は、いただいたガイドブックに掲載されていたホテルで記載されていたホームページでチェックする。中心地のセントラルマーケットまで歩いて二,三分。位置は最高である。窓のないシングルルームは20ドルからあり、30ドル以上の部屋ではインターネットも使用可能と書かれている。一見、外観の写真では新しそうに見えるが部屋を見たときの老朽感は否めない。宿泊した人のコメントが掲載されていないか、プノンペンとそのホテル名を検索エンジンに入れてみるが出てこない。

迷った挙句、最終的に後者のホテルを選ぶことにした。空港まで無料で迎えに来てくれることが決めてになった。それと前者のホテルだとホテル専門サイト経由でしか安い価格で予約することができず、先にネット上でクレジットカード決済してしまうからである。もし、一泊だけ予約して気に入ったとしてもこの安い価格では宿泊できず、通常価格の60ドルになる。逆に最初から一週間予約を入れてしまうと、もし、他のホテルに移りたくなった場合も変えられない。

こうして僕は後者の40ドルのホテルを2泊だけ予約し、空港までの迎えのリクエスト、航空会社と便名、到着予定時刻を入れ込み、返事を確認してからプノンペンに飛んだ。そして、迎えの車でホテルまで到着した。フロントで住所を書き、パスポートを出しながら、インターネットだけつながるかを確認した。ネット上ではネット接続可能と書かれているのに部屋によっては、ネットがつながらないと言われるケースが結構あるからだ。案の定、僕の予約した部屋にはインターネットの回線がなかった。

インターネットがあるから予約したんだけどと言ってみるが、今、ネットが使える部屋は一泊45ドルのビップルームしか開いていないと言う。プノンペンでは原稿と写真データをかなり送らなくてはいけないので、最悪、その部屋にしようとは思う。一応、一週間泊まるといくらになりますか?と聞いてみた。これは直接、中級ホテルや安宿とやりとりするときに使う。案の定、二割引の36ドルになると言う。つまり最初に予約した部屋より安くなるということである。こうして、僕は部屋を確認した後、一週間、この宿に滞在することにした。高級ホテルのスィートというわけにはいかないが、かなり広くて優雅な気分の一週間になりそうだ。

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ishiko
ishiko

イシコ。1968年岐阜県生まれ。女性ファッション誌、WEBマガジン編集長を経て、2002年(有)ホワイトマンプロジェクト設立。50名近いメンバーが顔を白塗りにすることでさまざまなボーダーを取り払い、ショーや写真を使った表現活動、環境教育などを行って話題になる。また、一ヵ月90食寿司を食べ続けるブログや世界の美容室で髪の毛を切るエッセイなど独特な体験を元にした執筆活動多数。岐阜の生家の除草用にヤギを飼い始めたことから、ヤギプロジェクト発足。ヤギマニアになりつつある。

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