2012-03-18
「気軽に使える飛行機」
ここ何度かアジア間の移動に、エアアジアというマレーシアの航空会社を使った。これが安い。例えば先日、タイのバンコクからミャンマーのヤンゴンまでタイ航空は片道35,000円程度だったのに比べ、エアアジアは10,000円程度だった。しかも燃油料込みの値段である。
街の旅行代理店で予約できる場所もあるが、インターネットがつながる場所であればエアアジアのホームページから予約することができる。区間と日程を入力すると、すぐに空き状況と値段が出て、希望の便に名前と住所、メールアドレスを入れていく。外国語のホームページに住所などをローマ字で入れていく作業は未だに慣れないところもあり、予約ボタンを押してエラーマークが出るとIT音痴の僕は発狂しそうになる。
「なんでやねん」
このときだけは岐阜出身の僕が関西弁になる。航空会社の規約に合意するかどうかのチェック欄に印を入れることが抜けているだけだったりするんだけど。ようやく予約を完了し、続いてクレジットカードでの支払いに移る。クレジットカード番号や有効期限などを入力していき、決済ボタンを押すとカード審査の後、予約番号を取得したページ画面が出て予約完了。後は当日、空港のエアアジアのカウンターでパスポートを見せるだけで発券してくれる。
金額が安い分、コストカットは徹底しており、チケットはスーパーのレシートのような紙に印刷されているだけ。クアラルンプールからバリ島までのような人気路線には席番号が記されている場合もあるが、基本的には自由席である。機内食も全てオーダー制。食べたければあらかじめネット上で予約することもできるし、新幹線の車内販売のように買うこともできる。もちろん食べたくなければオーダーしなくてもいい。
ただ、マレーシアのクアラルンプールから乗る場合、または乗り換える場合は気をつけなくてはならない。通常、国際便の発着で使用しているクアラルンプール国際空港ではなく、国際貨物専用の空港からの発着なのである。同じ敷地内ではなく、場所が全く違う。日本で言えば、成田空港発着の国際便と羽田空港発着の国際便とを間違えないようにするようなものかもしれない。距離的にはそこまで離れてはいないけれど。恐らく貨物専用の空港の方が空港使用料は安いのだろう。それが全て運賃に跳ね返ってくる。
先程、タイのバンコクから次に向かうカンボジアのプノンペンまでの片道切符を予約してみた。なんと71ドルである。日本で言えば、東京から静岡あたりまでの新幹線の運賃程度。これくらい気軽な値段で国を移って行けるというのは何とも嬉しい世の中になったものである。
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