2012-01-12
109
昨年3月に起きた東日本大震災を経て激動の1年を過ごし、ようやく新年を迎えました。明けましておめでとうございます。
大晦日からのんびり、実家で新年を迎えました。普段テレビとは少し離れた生活をしている分、テレビがある環境にどっぷりつかり、箱根駅伝に始まり、ラグビー大学選手権準決勝、お笑い番組とテレビにかぶりつき、これぞ日本の正月といった生活を過ごしました。
そんな平凡な新年を迎えている私がニュースを見ながらふと、ギャルとオタクが日本を救うのではないかと思った。
このフレーズだけ見ると、私が少々正月ぼけしてしまったのではないかと思われてしまうが(実際に正月ぼけしている部分もありますが)、彼ら絶対に相見える事のないであろう2種類の人種だが、実は同じような行動を取っているという不思議に気がついたのである。
簡単に言うと、2012年の初売りが行われたギャルの聖地渋谷109とオタクの街、秋葉原では前日、前々日から開店を待ち並び、福袋を目当てに多くの人が集まっていたという事である。
ギャルを例に話を進めてみる。
渋谷109の初売りは1月2日。オープンは午前6時45分。このオープン前の時点で、5000人のギャルが列をなしていたという。そして、夜9時の閉店までの延べ来客数は6万人、一日での売り上げを4億500万円としたという。
これだけではない。さらに彼女たちがすごいのは、福袋を買いあさり、その中身によって自分の趣味に合わない物を、109の前で交換会なる物を独自に開き、交換し合うというのである。まさに実用的の極み。大変お得ではあるが無駄な物を一緒に買わされている感がすこし否めない福袋、その欠点をみんなで補い合う。
不景気と震災のダブルパンチにやられた昨年の日本。その現状とはかけ離れているのではないかと思われるギャルたちの行動とバイタリティー。ニュースで見ただけでもその迫力が伝わってきた。秋葉原に関しても、実際の数字こそ出ていないが、映像で見る限り、109とひけを取らないくらいの人たちが路上に長蛇の列をなしていた。
彼らの行動力、バイタリティー、そして独自の発想で欠点を補い合いwin winの関係を気づく能力はこれからの日本人に必要とされてくる事なのではと正月のニュースを見ながら思った。
特集されていた、娘の109参戦に財布兼荷物持ち役として付き添っていたお父さんがたばこをすっている姿はなんだか哀愁がただよっていた。
ギャルとオタクが日本を元気にするかもしれないな。
2012年今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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