salitoté(さりとて) 歩きながら考える、大人の道草ウェブマガジン

そらのうみをみていたら。

2010-12-31
空気の固まり

パソコンに向かっているとき、
お酒を飲みながら話しているとき、
友だちの話を聞いているとき、
恋人とご飯を食べているとき、
信号を待っているとき、
駅に向かって歩いているとき、
寝ているとき…。

わたしはわたしがどんな目をして、どんな表情で、どんな仕草で、どんな姿勢でいるかを知ることができない。

赤ちゃんや子どもは人の真似をしながら成長するという。

だけど、どれだけ真似がじょうずにできているかを、他人が判断するのと同じように知ることはできない。

そして、どれだけ真似をしたとしても、ひとりひとりはまったく違っている。

フラを踊るときも、手の位置や形、ステップを、一生懸命に先生の真似をして生徒みんなが同じに踊れるように練習をする。

その動きがたとえ同じようになったとしても、先生の踊りとわたしの踊りは違う。もちろん、ほかの誰とも。ひとりひとり違う踊りの味わいが、同じように動くことで別の新しい空気の固まりが生まれる。

ひとりひとり違うから、一緒に踊るメンバーがひとりでも変わると、また別の空気の固まりになるし、同じメンバーでも、時間が変わり、踊る回数が増えるとまた違うものになる。

踊りだけでなくて、いろんな関わりからどんな空気の固まりが生まれるのか、それが楽しみなんだ。

…最初は、自分を外から見ることができないのに、自分の空気はどうやってつくられていくのか気になるという話をするつもりだったけど、少し方向が変わってしまったみたい。

今年の締めくくりにはまったくなっていないけれど、salitoteから生まれる2011年の空気の固まりがどんなものなのか、ゾクゾクしている。

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魚見幸代
魚見幸代

うおみ・ゆきよ/編集者。愛媛県出身。神奈川県在住。大阪府立大学卒業後、実家の料理屋『季節料理 魚吉』を手伝い、その後渡豪し、ダイビングインストラクターに。帰国後、バイトを経て編集プロダクションへ。1999年独立し有限会社スカイブルー設立。数年前よりハワイ文化に興味をもち、ロミロミやフラを学ぶ。『漁師の食卓』(ポプラ社)

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