2011-05-20
こんな色があったらいいな
画家・狩野岳朗
皆様、こんにちは。Bon Voyage の麻子です。
今日からsalitote で、新しいコラムが始まります。
その名も、「発見!ぐるぐるLOUNGE」。
私が見つけた色んな物事、食べ物や、音楽、映画、ファッション、
なんでもをご紹介して行こうと思います。
どうぞお楽しみ下さい!
さて、第1回目は、私の大好きな画家、狩野岳朗くんをご紹介します。
ある日、フラ友に見せてもらった1枚のハガキ。
真っ暗闇の夜の空に色があったらいいのに、といつも思っていた、
それを実現してくれたような深い藍に光が透けたような色のその絵に、
一目で恋に落ちた。
それは、彼女の友人である、狩野岳朗くんの2010年夏にあった
「ある航海」という個展の案内状だった。
彼の絵が、とても私好みであることで話がはずみ、
ちょうど持っていた、彼の小さな作品集を見せてもらった。
やっぱりそこには、美しい色合いの絵が楚々と並んでいた。
北欧…を彷彿とさせるのだが、
木や枝などのモチーフから、日本らしさ、日本人らしさが滲みでている。
何より、(東山魁夷のような、やわらかな色彩、と言ったら大袈裟だろうか…)
こんな色があったらいいな、という女の子の希望を叶えてくれるような、
優しい色使いに、すっかりファンになってしまった。
このご縁で、昨年、冬にリリースしたBon Voyage の
クリスマスカバーアルバム「Un voyage de Noe¨l~おうちでクリスマス」の
ジャケットデザインを作っていただいた。
彼はデザインもまた、やさしくて素敵なのだ。
そんな岳朗くんの個展が、小伝馬町で開催されます。
是非直に、彼の絵に会いに行って下さい。
押しつけのない、対等な距離感を保ちながらも、とても何かを言いたげだ。
その声と対話していると、いつしか、心のどこか、懐かしい場所が刺激される。
きっと心に、いつも隠れていた何かが、こっそりと浮かびあがってくるはず。
2011/5/17-5/28
狩野岳朗 個展「あの森へ」
@ソーンツリーギャラリー
12:00~19:00 (close Sunday)
岳朗くんがデザインした、文庫本のカバー。
太宰治「桜桃」角川春樹事務所
狩野岳朗ホームページ
1件のコメント
お仕事帰りの帰り道、行ってきました!私の大好きな乾いた森を彷彿とさせる沢山の絵が、風の音と共に向かえてくれました。
シンプルなのに全然飽きない、まるで木の匂いがしてきそうな不思議な世界。ご本人もお優しいお人柄で、創作のお話を聞かせてくれました。
中でもとても気に入った絵があって、是非自分の部屋に飾りたいと(心で)思いました。いつかの夢にとっておきます~!(~_~;)
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