2014-01-25
We are family.
毎年1月17日が訪れると、神妙な気持ちになる。
この日は、父の誕生日や、両親が被災した阪神大震災や、
大切な友人の命日やらが重なった、とても意味深い日だからだ。
そんな父の誕生日。
母がいたころは、父の誕生日会などはしたことがなかった。
多分、女家族だからだろう。
「母の日」や「母の誕生日」は盛大にするのに、
「父の日」も「父の誕生日」も影が薄かった。
母がいない今は、父は姉と私にとっては唯一の親となり、
今は父の誕生日会も家族の大切なイベントの一つに昇格した。
とは言っても、冬の間はイベントばかりだ。
クリスマス・イブは姪の誕生日で、
クリスチャンである我が家族たちは、
クリスマスのお祝いと共に姪の誕生日を祝う。
12月27日は母の命日になったし、
さらに大晦日には決まって鴨鍋をし、
お正月には絶対に父の作るブリの入ったお雑煮を食べる。
家族の大切な行事は、12月24日から1月1日の1週間に見事に凝縮されている。
そのあとの父の誕生日会。
まだお正月から2週間と少ししか経っていない。
プレゼントはいつも、考えてしまう。
団塊世代の商社をリタイヤし人生を謳歌する父に
買えないものなどない。
欲しいものはよくわからないし、
予算も限られている。そんな中で喜んでもらおうとするために、
いつも知恵をしぼる。
ただ、今年はクリスマスプレゼントのチョイスで、あることに気がついた。
というのも、父親というのは、娘からは、何をもらっても
嬉しいものであるらしい、ということだ。
現に父は私がクリスマスにプレゼントした、けして高価とは
言えないが、雑貨店に売っている愛らしい靴下とスリッパを
ほとんど毎日、愛用しているのだ。
そして誕生日会当日。
私はとっておきのプレゼントを父に用意したが、
真っ向から渡すにはなんだか照れくさく、また、
ちょっと複雑な気持ちになるものだったため、
パーティーのあとに父の机にそっと置いておいた。
その代わりに、パーティーの時には、
クリスマスに父が姪にオーダーしていた手作りの“ミサンガ”が
プレゼントされた。
父は姪にミサンガを結んでもらい、
二人はお揃いのミサンガをして 嬉しそうにしていた。
姪は覚えていないかもしれないが、もっとずっと小さな頃に、
漫画「ワンピース」の真似をして、手にお揃いの物をつけて
「仲間の印！」と叫んで遊んだことがある。
私はそのことを思い出して、すごくすごく、愛おしい気持ちになった。
少し大きくなった姪と、老いて行くがまだ元気な父。
家族がそばにいてくれることの、
なんと暖かいことよ。
後日、父からメッセージが届いた。
「プレゼント、ありがとう」
色々な気持ちが邪魔をしてなかなか素直になれない父娘関係だけれど、
誕生日会がほんの少しだけ、父と心を交わせる機会をくれた気がした。
仲間の印！
さて、ただいま絶賛ツアー中！
金沢、関東方面の方、会場でお会いしましょう☆
【ライブ情報】
The Cloudtails 1stアルバムリリースツアー
◎2014年1月25日（土）金沢もっきりや
open 19:00 start 19:30 charge ¥3,000
www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/
◎2014年3月21日（金・祝）逗子 渚小屋※追加公演
open 11:30 start 12:30 charge ¥2,000 (+1food 1drink 以上オーダー)
http://kuromoncc.exblog.jp/i9/
◎3月21日（金・祝）自由が丘hyphen ※追加公演
open: 19:00 start 19:30 charge ¥2,500
http://r.goope.jp/hyphen
吉廣麻子ソロライブ
◎2014年2月18日（火）渋谷WEEKEND GARAGE TOKYO
start 19:30 charge free(投げ銭制)
with 花輪直弥(g), 須藤剛志(b)
http://weekendgaragetokyo.jp
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