2014-01-5
フィルムカメラ・リバイバル
明けましておめでとうございます☆
2014年が来ましたね!皆様、どんな新年をお迎えでしたか?私は恒例、父が作った、ブリの入ったお雑煮を食べて静かに今年をスタートしました。2014年の目標は色々ありますが、新年のご挨拶的な内容は私のブログに譲るとして、さりとて的には、月2回の更新をきっちりやっていこうと思っています。今年もどうぞご贔屓に、よろしくお願い致します。
さて、今日はカメラの話をしたいと思います。日頃、自称iPhoneカメラマンを公言している私。iPhoneのカメラがあまりにも使い勝手が良いので、デジカメはいらないんじゃないかなと、思っていました。ところが、最近、旅先で視界の広い風景に出会うたびに、どうもiPhoneでは撮りたい物が思うように収まらなくなってきました。そんな時、なんともタイムリーにいつも仲良くしてもらっている鎌倉のカフェで、カメラ初心者女子向けの「一眼レフ持ってみたいな講座」が開催されると言うので参加してみたのです。
イベントの大筋はデジタルカメラの一眼レフをオススメするものだったのだけれど、なぜかカフェオーナーのMちゃんとイベント主催者のCくんは、私に終始、フィルムカメラをプッシュしてきます。そこで最初に「こんなのもあるよ〜」と見せてもらったのが、中判の二眼レフカメラでした。「SEAGULL」という名前のそのカメラは、かつての「ローライフレックス」を模して作られた中国製のトイカメラなんだけれど、そのファインダーを覗いた瞬間に、私はすっかりそのカメラの虜になってしまったのです。
レンズから入り込んで来た光が、ミラーに反射してスクリーンに映る。目の前にある世界が、カメラの箱の中に浮き上がって見えます。「ホログラム」と言うにはかなり陳腐だけれど、その光の箱庭に、私は言いようのない愛しさを感じ、講座の話もそっちのけで、カメラの向きを変えてはファインダーを覗き込んでいました。
写真を撮る人には、世の中が少し贅沢に映っているのではないかと思う。実際、自分がいざ「写真を撮る」という段になった時、写真目線でまわりを見渡すと、世界は通常の10倍増し位、ロマンティックに見えて来る。女性の腕のラインやうつむく角度が気になり始め、女性とは美しい生き物だなあと感じ始める。部屋に入り込む光の角度によって、世界はずいぶんと違う風景に変わる。”あの人”がこの部屋のあそこに立って、自分に視線を投げかけてくるのを想像する。”あの人”と私の関係が、ストーリーをはらんで流れ始める。
「写真を撮る」を意識することは、逆に、他者からの目線を意識することにもつながる。女としては当然、男性からの目線も気になるところ。何気ない立ち姿やほんのちょっとした仕草は、意外と男性に見られているものなのだ。そう思うと、もっと緊張感を持って生きなくちゃな、と思う。そう言えばあるカメラマンに言われたな。「人から見られる職業の人は、指の先、髪の先まで常に意識して美しく保っておかなくちゃ。」と。
このお正月は、ついに昔使っていた35mmを引っ張りだした。フィルムで写真を撮って、それをプリントするのではなく、現像後にスキャンする。フィルムの質感は、私が見ている世界をどう演出してくれるのか。そんなデジタル時代のフィルムカメラの使い方が今、熱い。と、言っても、まだ1本も現像はしていないのだけれどね…。
さて、そろそろ二眼レフとお出かけしてみようかな。
【ライブ情報】
The Cloudtails 1stアルバムリリースツアー
◎2014年1月24日(金)春日井Cafe Comodo
open 19:00 start 19:30 charge ¥2,500
www.k-onn.com
◎2014年1月25日(土)金沢もっきりや
open 19:00 start 19:30 charge ¥3,000
www.spacelan.ne.jp/~mokkiriya/
吉廣麻子ソロライブ
◎2014年2月18日(火)渋谷WEEKEND GARAGE TOKYO
start 19:30 charge free(投げ銭制)
with 花輪直弥(g), 須藤剛志(b)
http://weekendgaragetokyo.jp
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