2011-07-12
手の平から衝動を起こす
一つ試してみましょう。
①肘を90くらいに曲げた状態でリラックスします。
②手の平をゆっくりと下に向けてみましょう。
③今度は手の平をゆっくりと上に向けてみましょう。
わかりましたか?
もう一度、
手の平を下に向けたとき、肘は前と後ろ、どちらに行きたいですか?
手の平を上に向けたとき、肘は前と後ろ、どちらに行きたいですか?
それでもわからないときは、
肘を開かないように注意して、手の平を下からさらに外側に向けるように動かしてください。
手の平を上からさらに外側に向けるように動かしてみてください。
手の平を下に向けると腕を前に出したくなりませんか?
手の平を上に向けると腕を、というよりも肘を引きたくなりませんか?
文字での説明ですので、すべての方がうまくいったとは限りませんが・・・
これが動きたくなる衝動というものです。
もっというとこれが身体というものです。
自然に動くということの一端がここにあります。
ある特定の条件下で動こうとすると思わず動きたくなる方向があります。
身体というのは各部位でこのような理屈・連動があります。
ここをこうすると、あそこがああなってしまうという世界です。
私は小難しい筋肉や関節を意識するよりも、こういった思わず「おお~」と感じる事の方が楽しく感じます。
しかし、不調体質(緊張体質)の方はこういった自然の連動が途切れているケースが多いのです。だから、動くときに重い、痛めるような動きをしてしまうわけです。動きの癖をリセットするというのは、こういった思わず動いてしまう衝動を思い出すことによって身体の自然な連動を再構築することかもしれません。
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