2011-01-4
体の勢い(体勢)~伝承と伝言ゲーム~
よ~いドン!
いく言ったものですが、よ~いドン!の「よ~い」というところが体勢という世界です。
体勢とは、深いもので氣であるとかヒーリングも、この体勢と深く関係していると個人的には考えています。体勢とは、いわゆるかしこまった形ではなく、いつでもドン!ができる状態と言った方がいいかもしれません。
身体の不調和は、この体勢が不十分な状態で身体を動かしていること、その動きの積み重ねが大きい要因です。
そして、頭で考える体勢と身体で反応する体勢は全く違います。
頭で考える体勢は、常に形にこだわるものです。身体で反応する体勢とは常に現実的です。
一つわかりやすい質問をすれば、
「あなたが本気で自分を守るとき、どんな姿勢になりますか?」
背筋をまっすぐにして、顎をひいて、内腿をしめて・・・などというような意識・姿勢になることはまずありえません。
なぜか?
すぐに反応できないからです。
すぐに反応できる姿勢こそが、私は体勢であると考えています。
世の中に出回っている良い姿勢などという一つの枠に当てこむ事を真に受けるのではなく、“すぐに反応できるか?”という視点で、自分の姿勢を観てみた方がより現実的です。
現実的であるということは実践的であるということです。
そういった意味でいうと、人間多少は背中が丸くて当たり前だということです。
そんな視点で、偉人が作った体勢の作り方を言葉や文字を使って説明すると、その形や理屈だけを真似る人が出てきます。形や理屈だけを真似た世界はAさん⇒Bさん⇒Cさんと伝わっていくうちに本質から遠くなってしまいます、これは伝言ゲームの世界です。この類に属する人間は、すぐにわかったつもりになる傾向があります。
その体勢の奥に意味するところまで、実践を通して伝えること、これには非常に実践と時間が必要です。これは伝承の世界です。伝承の世界にいる人は安易にマスターできた、などとは言わないのはこの難しさがわかっているからです。
最近は伝承と伝言ゲームの違い、最近は特に伝言ゲームの方が流行っている。
整体学校通信科という意味不明なところがあるように・・・
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