2010-11-20
感情を動きに反映させない。
人間は、感情的な生き物です。
感情的な生き物であるがために、その感情によって色々な事が起こります。嬉しいことも悲しいことも、です。
その感情によって大きな影響を受けるのが、動きです。
不安や心配などの感情は、動きを緊張させます。緊張した動きは、緊張した身体を作ります。誰が何と言おうと、これは事実です。
問題は、その感情と動きの連鎖、以前にもお話したことです。
ではどうすればよいのか?
感情の有り様を動きに反映させない心身を身につけるしかありません。
感情が起こるのは、人間である以上、仕方のないことです。また、良い感情だけで生きることも人間である以上は不可能なことです。
そう考えると、起こった感情を身体の動きに反映させない事が一番、現実的な対処法だと考えることができます。
ある意味、ヨガとはそんな意味合いがあると私が考えています。私の認識ではヨガの目的に大きなものに“心の作用を止滅停止させること”。心の作用を止滅停止させることが可能かどうかはさておいて、少なくとも心の作用が動きに反映させない心身をつくること、が健康体を得るために必要なことではないでしょうか?
単なる体操でもストレッチでも、ましてや気持ちよいとかそういったものではなく、単にその為の訓練だと考えています。
感情的でないとつまらないという人もいます。思いっきり感情の浮き沈みがあるから人間らしいと言う人もいます。
それも一理あります。
しかし、事実を観ればわかるように、何かを成し遂げるというな強いエネルギーを持っている方や、一つに集中する力が強い方などは、その一方で、意外に不調が多く・大きい方が多いですね。
それは感情と動きのコントロールができていない証です。健康的に感情の波を大きくできるのは、感情を動きに反映させないという事ができる人だけに許されることで、それ以外の場合は身体の弊害を引き起こす可能性が高いということかもしれません。
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