2010-10-17
呼吸法と呼吸
呼吸法と呼吸の違い・・・
呼吸法は、文字通り呼吸法です。つまりメソッドです。
呼吸は、日常での呼吸状態です。
呼吸法をすることと、日常での呼吸状態、意味が違います。
生理学的に言うならば呼吸法は、肺の最大呼吸能力を上げ、自律神経のバランスを整え、深いリラクゼーション効果があり・・・・要はたくさんあるのです。
でも、呼吸法ができる事と、呼吸ができる事、これは違います。
呼吸法が出来ていても呼吸ができていない人は意外に多いのです。
いくら呼吸法をしていても、日常での呼吸がストップしまっているようではいけません。呼吸法が効果があることは当たり前の世界ですが、はっきり言って、人間は呼吸法をしている時間よりも呼吸をしている時間の方が長い。
つまり、呼吸の方が身体に与える影響が単純に強いということです。
常の呼吸ですから。
呼吸はいわば生命の流れのような、一時も止まることなく流れているべきものである。ということに異論がある人はいないと思いますが、実は人間は日常生活の中で、幾度となく呼吸を止めているのです。
というよりも呼吸が止まってしまうような動き方をしていると言った方がいいかもしれません。
身体にとって不自然な動きとは、呼吸が止まってしまう動き、ということもできます。
不調の多い方は呼吸が度々止まります。要はいきむのです。また、よく溜め息をつきます。溜め息とは、息を溜めないとつけない、息を溜めるとは、息を止めることに等しい、ということは呼吸が止まっている人は溜め息をつきやすいですね。
特に呼吸が止まっている人に見られるのは「はぁ~」という溜め息が特徴的です。
実は「はぁ~」という溜め息と、「フゥ~」という溜め息はちょっと意味が違います。それはそのうちまた話したいと思いますが、健康に生きたければ「はぁ~」という溜め息をつかない方が、もっと言えば「はぁ~」という溜め息をついてしまうような動きをしない方が良いです。
話を戻りますが、不調の多い人は1日の中でおそらく数十回以上、呼吸を止めて動いています。呼吸が生命なのであれば、1日数十回生命をストップしていることになります。
呼吸法をやるのも良いですが、日常の呼吸と、呼吸を止めないような動き方を考えることも大切なことです。
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