2010-12-6
吉年のウラ側
吉年とは、何も吉年の人に全員、恵みをもたらすと思ったら大間違い。
例えば、私が使っている占星術では、人間にも自然界と同じような春夏秋冬というバイオリズムがあり、いわゆる吉年とは夏、凶の年とは冬、といった使い方が一般的です。
しかし、ここで考えなければならないのが、では夏だから皆絶好調かということ。
いくら吉年でも、夏に水分補給をせずに動き回っていたらどうなるか?バテますね。例えば、凶年の冬、冬は全てが悪いのかどうか?確かに夏の服装で活動していたら風邪をひくかもしれないが、防寒などの対策を取ればOK。
こんな感じで、本来は吉凶はないんですが・・・
要は、その年の過ごし方があるというだけで吉年であろうと凶年であろうと、注意すべきことはあり、恩恵もあるということです。
これを本を読んで、凶年だから・・・吉年だから・・・という考えはあまりにも安易・稚拙な考え。
大体、本などで紹介されている内容などは100のうちの10くらい。
結局、本はフロントエンドのようなもので、結局は鑑定に来てほしい・勉強する人が欲しいというバックエンドがあるという思惑を考えれば簡単な話。
だって1500円ぽっちで大切な核心部分を出すわけがない・・・と考えた方が自然。
本だけで真剣に判断してしまうのはかなり危険。
そして個人的には、吉凶を安易に使う占い師は好きじゃない。吉凶は一歩間違えると“呪縛”そのものであり、それを聞いた後に気になってしまうとそれが強い“観念”になって現実化してしまうから。
吉凶を使った方がわかりやすいから、言いたくなるときもあるけれど、でもやっぱり嫌な言葉だ。
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