salitoté(さりとて) 歩きながら考える、大人の道草ウェブマガジン

ひとりより、ふたりか?

経済的にも社会的にも精神的にも誰かにすがらず、寄りかからず生きていけるのであれば、「ふたり」でいることに必死に頑張る必要はないだろうし、縁あって一緒になった人だからと耐えて忍んで下手に老け込むより、覚悟を決めてひとりわが道をゆく方が健康的で充実した毎日が過ごせるとも思う。まあ、ひとりになったといっても、それはその相手との「ふたり」を解消しただけに過ぎず、新たなパートナーが現れればすぐにでもタッグを組み、いつでもリングに上がる用意はすでにある。切れ目なく「ふたりの縁」をたぐり寄せるには、それくらいのモチベーションは確かに必要かと。
続いて、ひとりの今に漂う思い。
できればふたりも知りたいけれど、自然の流れにまかせて…

「ひとり」もいい、でも「ふたり」もいいかも

けっこう長い「ひとり」が続いているので、「ふたり」のことがよくわからない(笑)。自分のやりたいことに覚悟を持って取り組もう、と決心したときからずっと「ひとり」のような気がする。がっつりと自分のことに没頭していて、心に他人が入るスペースがなかったと思う。
「ひとり」はいい。すごく楽しい。実際、満喫している。でも「ふたり」もいいかも。最近の私の両親を見ていてそう思った。「ふたり」でないと経験できない素晴らしいものが人生にはあるらしい。

39歳 misa

今は、ふたりが知りたい。

40歳にもなって一度も結婚してない自分には、ふたりの気持ちが解らないから比べる事ができないんです。だからひとり?ふたり?って選ぶのではなく「ふたりが知りたいよ」としか言えないなー。

40歳 H・H

気がつけばひとり、ふたりという感じで、流れのままに

今年に入って久々にひとり暮らしを始めた。ここ10数年は妹と二人暮らし。とても穏やかに暮らしていた、と私は思っている。それが転勤のため、東京でのひとり暮らしという展開に。1月末の寒さと、知り合いもほとんどいない東京という土地に「寂しい。いつ戻ろうか…」という気持ちで潰されそうになった。でも、人って慣れるんですよね。寂しいのは寂しいのだが、心地よさもあるというか…。老後ってこんなかんじかも、とぼんやり思ったりもして。今はこんなかんじで、いろいろ考えずに流れていこうかなと思っている。気がついたらひとり、気がついたらふたり、くらいなかんじでね。生きていくって二者択一ではなく、いろんなことが絡み合って束になって自分を作っていると、大人な(かなりの)私は思うのです。

45歳 ぴー

どちらに転んでもそれなりの言い訳は見つけます

この年齢までひとりでいて良かったこと。恋愛は人並み以上に楽しんだなぁ。この歳まで独りでいて、困ること。あまりにも何でも、思い通りになること。つまんないよぉ、実は。(男以外はね。)だから恋は、もういいいや。愛がしたい。自分そっちのけでのめりこめる相手に、振り回されてみたいM願望。愛っていうのは、そういう耽美な試練だと、夢見ていたりするんだけど。それに相手って言うのは、男よりも子供だったりするかもね。そんな無いものねだりの、分岐点。
それがギリギリの、40才。いえ、どちらに転んでもそれなりの言い訳は見つけますが、今は真っ当に悩むべき時期なんだと、それもM的に楽しんでます。

40歳 モーリア 

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