2011-03-8
夢メモ
寺山修司さんが田舎(たぶん青森)でひなびた映画館を営んでいて、ぼくはそこのもぎりで働くことになる。入りたての僕は、館内を見て廻りたい、と寺山さんにもぎりをかわってもらう。
ずいぶんと古い木造の建物は迷路のようで埃にまみれている。奥に進めば進むほど通路は狭くなり、人ひとりがようやく通れるほどになり、屋根裏部屋の扉に突き当たる。扉は60センチ四方ほどしかなく建て付けが悪い上に、しばらく開けられていないので難儀しながらこじ開ける。入り口の本や写真の入った古びたお菓子の缶箱などをどけてどうにか入れるスペースを作って体をねじ込む。ここにくるまでホコリと狭さからの圧迫感でそうとう嫌な気分なのに、さらに屋根裏部屋の中は時間が止まっていたように息苦しい。居ても立ってもおれず、外に小雪がちらつく小さな窓を見つけて開ける。冷気と一緒に時間の流れが入ってくる。僕は安堵の深呼吸。
と、そこで目が覚めた。昨日の陽気とうってかわって外は雪。ずいぶんと極端な三寒四温。
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