salitoté(さりとて) 歩きながら考える、大人の道草ウェブマガジン

一 九 七 四 ~団塊ジュニアと呼ばれて~

2010-09-22
熱狂時代。

ひょっとしたら僕らの世代が最後のような気がする。
音楽や映画、スポーツ、ファッションに対してやたらと「熱狂的」
になったのって。

もちろん今でもそれらに夢中になってる若者も大勢いるけど。

うーん、何か違う。

それは「夢中」でしかないわけで、ここで言いたいのはそんな
寝ぼけたレベルじゃない。

じゃ、「熱狂」とは如何ほどのものなのか。

※ 魂を熱く燃えたぎらせ、狂おしいまでに焦がれること。

あ、暑苦しい・・・
そんなふうにウィキペディアには記されてませんが・・・
ま、ようは「熱中」と「狂気」が合わさった状態のことかと。

何事かに関心を持ったにしても、そのレベルに達するのは
並大抵のことじゃない。
けど、僕ら世代はそのレベルまでいかないと気が済まなかったし、
気付いたらそこまでいってしまってた。

ファンやフリークなど甘いものではなく、その対象にどれだけ
近づくことが出来るか、一体化することが出来るか。
それ以外のものなど全く見えず。
母親の夕飯の知らせも全く聞こえず。
寝ても覚めてもそのことばかり。

今の若者たちのどれだけがそのレベルまで達してるのか。
多分ほとんどが自在に脇目も振れるし、母親の呼びかけにも
即応じれるほどに平静なんじゃないかな。
そういった対象が見つかっても興味、関心のレベルに留めて
おくことが出来る。

その温度差が生じてしまった原因は何なのか。
当然その対象自体の質や希少さという違いはあったにしても、
大きくは情報の多さ、選択肢の豊富さゆえなのかと。
そんな飽和状態に輪をかけて、どこもマンネリ感充満してるし。

僕ら世代は数少ない情報にむしゃぶりつき、信用し、胸膨らませ、
魂こがしてた。

そんな無垢な当時の僕らは、好きなように踊らされた間抜け
だったのかな・・・

いやいや。
踊らす方もそうとう本気でやってた。
踊ってて楽しかった。

うーん、今の若者たちに教えてやりたい。

本気の大人と本気の子供とが対峙したときの胸の高鳴りを!!

って、やっぱ暑苦しい・・・
残暑きびしいのに・・・

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1件のコメント

1973年生まれの者です。高校の数学教師に「お前らなんか掃いて捨てるほどいるんだ」とよく言われたものです。教室が足りないから理科実験室や社会科資料室を潰して教室を作られました。だからといって、誰も文句を言うスベを知らない。バブルも知らない。女子大生ブームも知らない。女子高生ブームも知らない。就職氷河期もうまく把握できてなかった。ある意味、平和な世代なのかもしれません。

ネットもなかったので情報を入手するのが大変でした。今の若い子は物心付いた頃にはネットがあるので便利で羨ましい。けれど、妙なモガキを知らないのは気の毒というか、勿体無いというか…。選択肢の少なかったなりのモガキはアレはアレで滑稽で格好悪かったのだけれど、良かったとも思うのです。

by sheepdeepsleep - 2010/12/10 10:49 PM

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コメント


おーちゅん。
おーちゅん。

1974年生まれ。大阪出身、東京在住。不況の煽りをまともに全身で浴びる建設業界で凌ぎを削る日々。その個性的な風貌からは想像もつかない、あまりにも没個性な発想や保守的な思考には目を見張るものがある。第三次ベビーブームを起こしてくれるであろうという期待を見事に裏切った世代の一人として、非生産的な同棲生活を今も続けている。