イシコさん(以下イシコ) |
僕が大学を卒業した頃、NY在住だった新元さんが雑誌の「BRUTUS」や「Esquire(エスクァイア)」にニューヨーク生活のことや英米文学の作家についてのコラムを書いていたんです。その記事がめちゃくちゃかっこよくて、いちファンだったんです。あるとき、僕がファンだと知っていたNY在住の友人がたまたま新元さんと知り合いで、新元さんが東京でトークイベントを行うと聞いて、駆けつけたんです。
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新元良一さん(以下新元) |
資生堂の上で、ニューヨークの編集者、ゲイリー・フィスケットジョンの公開インタビューがあったんだよね。彼は向こうで有名作家コーマック・マッカーシーや、レイモンド・カーヴァー、それにアメリカにおける村上春樹の作品を担当してるカリスマ編集者。あれは2001年の夏じゃない?
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イシコ |
そう。そのとき新元さんはスーツで決めてて、やっぱりすげーかっこいいって思って声をかけたんですよね。そしたら、今日は予定があるけど、明日高円寺で出版関係の集まりがあるから、飲みにおいでよって誘ってもらって。僕はすごい人見知りだけど、それは行ってみたいと、思い切って行ったんです。
新元さんは前日とはうって変わって、よれよれのTシャツと短パン姿で現れてビックリしたんだけど(笑)。ま、それが僕にとってひとつのターニングポイントだった。
今日、遊びに来てくれている「散歩の達人」編集長の山口さんとそこで出会って、後に「散歩の達人」で連載をさせてもらうことになったり、いろんなつながりができたんです。
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新元 |
「何やってるやつかわかんないけど」って紹介したんだよね。
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イシコ |
その後に、ニューヨークに遊びに行って泊めていただいたりしたんですよ。さらに、次のターニングポイントでも、新元さんの存在があるんです。
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新元 |
え、そうなの? いつ?
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イシコ |
ちょうど4年前。新元さんはニューヨークから帰国していて、京都造形芸術大学で今の仕事をしていたんですけど、僕が前にやっていた「ホワイトマンプロジェクト」が終わるときで、新元さんに「この後どうするんだよ」って言われたんですよ。
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新元 |
覚えてない(笑)。
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イシコ |
「お前、40になるし、どうするんだよ」って。それで僕は「文章で食ってみようかと思うんです」って言ったんですよ。そしたら、新元さんに、すんごい目をして「メールの文章もろくに書けないのに、大丈夫か?」って言われたんですよ。
それから4年経って、ようやくスタート地点に立てたので、今日は新元さんにいろいろ話を聞きたいと思って。
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新元 |
まあ、やっと出たかって感じだよ。いつ頃からこういう話はあったの?
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イシコ |
話が決まったのは2年前です。当時、幻冬舎の編集担当から「『今日もひとりでメシを食らう』というタイトルで企画が通ったので、お願いします」と言われて、「大丈夫です」と数カ月後に原稿用紙400枚を書き上げて提出しました。(後にタイトルは変わりました)そしたら、担当編集者は女性で、とても穏やかで優しい人なんですけど、メールでこれだけ人って怒れるんだっていうぐらい怒っていて。
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新元 |
怒らしたの? それは、文章の拙さみたいな問題じゃないよな?
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イシコ |
はい。メールの最後にあったのが、「私、タイトルは『今日もひとりでメシを食らう』って言いましたよね。一度もひとりでご飯を食べるシーンが出て来ないじゃないですか!」
って。
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新元 |
…(苦笑)。
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イシコ |
そこで気がついたんですよ。僕は旅のよかったところばかりを書こうとしていて「ひとりメシ」が嫌いなことを無意識に隠してたんだよなぁって。成田空港を出発する時から、「ひとりメシ嫌だなぁ。でも旅したいしなぁ」と思ってたもんなぁって。それを、編集者も見抜いていたんでしょうね。「書き直しましょう」ということで、今度は1つの国の原稿ができたら、送ってチェックしてもらうという感じで。
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新元 |
なんで、ひとり旅に行くのに「ひとりメシ」が嫌いなの?
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イシコ |
緊張するじゃないですか。たとえば、常連さんだらけの店だったらどうします? みんな仲良しの中でひとりポツンってご飯、すごい嫌じゃなですか。あと、店主が怖いのもダメなんですよ。カウンターで飲んでたりしたら、食べられないのに、いろいろ頼んじゃうんですよ。それで「(テーブルに)乗らないよ、そんなに頼んだら」なんて怒られたらどうしようって思っちゃうし。逆にやたら話しかけられるのもダメなんですよ。「どっから来たの?」とか。
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新元 |
俺は話しかけるよ。
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イシコ |
自分から? 自然にすっと?
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新元 |
抵抗は全然ない。というか、それがしたいから旅するんだよ。逆に、人嫌いがなんで旅するの?って思うけど。
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イシコ |
いや、人嫌いでも、旅ができるっていう本なんです。編集者からも、あれだけ最初怒っていたのに、出来上がってみると切なくなってきていいって言われました。旅本って、人好きな人が多いのに、この本では世界の片隅を旅させてもらってますっていう感じがするって。
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新元 |
イシコが気に入っているところはあるの? 俺が本を読んでおもしろいと思ったのは、マレーシアのまずい店。
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イシコ |
ああ。イポーというマレーシア北部・コタバルの郊外の町で、一時日本軍が支配していたところです。以前は錫(すず)がとれて栄えた街なんですけど、今はゴーストタウンみたいになっていて、そこのご飯屋さんが、まずいんですよ。まずいんだけど、毎日通っちゃっうんですよね。
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新元 |
なんで?
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イシコ |
僕はその街までコタバルから長距離バスに乗って行って、すごい疲れていたんですよ。ホテルに入る前に、たまたまその食堂の前を通りかかったら、おばちゃんがにこって笑ったんですね。僕は人見知りだけど、機会をいただければ結構、対応ができるんですよ。そのにこっが、東南アジアの嫌らしいモノ売りつけるぜみたいな笑顔じゃなくて、ほんとにほわっとした笑顔で、僕もほわっとなって、その食堂でご飯を食べたんです。それがすごいまずくて。
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新元 |
味オンチでもわかる?
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イシコ |
イポーは華僑が多い街で、客が入っている店なら、絶対にうまいんですよ。それがその店は、客が80人ぐらい入る大きさなのに3人ぐらいしか入ってないうえ、注文しているのがビールだけだったりするんですよ。でも、そのおばちゃんに会いにいきたくて。
で、僕の行く時間にたまたま、知的障害を持ってるおばちゃんがくるんです。店主は儲かってないはずなのに、その人にご飯をあげちゃうんです。だいたい、僕が注文したのと同じものを。たぶん、一緒に作ってるんでしょうね。彼女は、そのとき金髪だった僕の頭が不思議みたいで、僕を睨みつけてからご飯を食べるんですけどね。そんな感じで、そのお店に流れているものが、なんかあったかいんですよ。
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新元 |
本の中で、「この店の人生劇場の観客ではなく、出演者の仲間入りを果たした…」みたいなこと、書いてあったよね。文学いってるよ〜って思ってさ(笑)。
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イシコ |
それ、文学なんですか? 僕、新元さんに文体について聞きたかったんですけど。2001年に出された本で、村上春樹さんの文体について書いてあるじゃないですか。文体が中毒にさせるって。それって意図してできるものなんですか?
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新元 |
できるね。もちろん、よっぽど書いていかないとダメだけど、作家は文体っていうのを作っていくものですよ。
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イシコ |
中毒にさせるのも、技術なんですか?
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新元 |
村上(春樹)さんは独自のスタイルを作ったからね。圧倒的なファンを作った理由のひとつは、独特の文体だと思う。
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イシコ |
ストーリーではなくて?
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新元 |
物語の展開とあの語り口調というのは、大きな要素だろうね。村上さんの場合、言葉にテンポみたいなものがある。美辞麗句と言われる日本語とは少し違って、翻訳小説で見かける文章に近い。
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イシコ |
英語で翻訳されたときも、そのリズムは保たれているんですか?
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新元 |
最近の村上作品の英語版を読んでいないけど、一般的に文章のリズムやニュアンスが解っていないと、小説は翻訳できないものだから、力量のある翻訳家が村上さんの小説を訳している。よく言われるように、村上さんの文章は翻訳に似た口調だから、英語になると、逆輸入っぽくなるのかもしれない。言ってる意味、わかる?
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イシコ |
…なんとなく(苦笑)。
以前、新元さんの大学の授業を受けたことがあって、この100冊を読んでおけば、文学のことを話せるっていうおすすめのリストがあったんですけど、見事に1冊も読んだことがなかったんですよ。やばいと思って、それから図書館やアマゾンで集めて読みまして、ようやく2割ぐらい、新元さんの言うことがわかるようになりました。
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新元 |
最近、うちの学生に授業とは別に短編小説を書かせてるんだけど、同時に、ヘミングウェイの短編も読んでるの。柴田元幸さんや高見浩さんが訳しているんだけど、その中でね、旅をしながら、ある地点、ある街を通過するという話がよく出てくる。演劇にもなった『殺し屋』とかね。
その「通過」っていうのは、当たり前だけど、いまいる場所とは違うところに行くっていうのを前提に書かれているんだけど、イシコの文章もそれじゃない?
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イシコ |
え! ヘミングウェイと一緒ってこと?
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新元 |
図に乗らないの。
「ぼくはこれからこの人たちとこうなった…」とか、長々と語ってないのがいい。
短編というのは、人生の断片みたいなもんだからさ。いろんなものを詰め込まなくていいわけ。そのときのその人のふれ合いとか、邂逅みたいなものが大事でしょ。そういうものを感じさせるね、この本は。
旅というのは、いろんな書き方があるけど、誰かとふれ合うにしても、自分の中で感じたものを咀嚼して、自分の言葉にしていくっていうのが、「トラベローグ」っていうジャンル。
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イシコ |
トラベローグっていうんですか?
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新元 |
イギリスの紀行文学が特にいいんだよね。もともと世界中の植民地に出かけていった歴史があるお国柄でしょ。イギリスの作家も世界各地へ行き、ひとつのストーリーを書いて行くっていうのが今も続く伝統ですよ。
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イシコ |
おすすめはありますか?
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新元 |
一番有名なのは、ブルース・チャトウィンの『パタゴニア』。(ニューヨークタイムズブックレビュー最優秀書籍にも選ばれている)あと、同じチャトウィンで最近、角川で文庫化された『どうして僕はこんなところに』は、最初に読むにはいいかもしれない。
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イシコ |
日本では旅本は売れないって言われて、結構出版社から断られたりもしたんですよ。イギリスは旅本の読者層もあるということですか?
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新元 |
英米は旅だけじゃなくて、スポーツジャーナリズムについても、バラエティがあるね。これはアメリカの話だけど、たとえば、ヤンキーズの名選手を取り上げるとすると、雑誌で試合の様子とか書くじゃない。それを、引退後に直接インタビューもしないで、その選手のことを書く手法で、ゲイ・タリーズという作家がやってる。
音楽でも、ボブデュランとザ・バンドがアルバムを作って、それが出た何年も後に、ドキュメントとして一冊の本が出たり。
もちろん、電子書籍が入って来ていろいろアメリカも変わって来ているけど、それでもノンフィクションの幅が広いよね。そういう意味では、日本でもイシコのような書き手がどんどん出てくるといいと思うよ。
本の話に戻るけど、マレーシアのまずい食堂とイシコがふれ合うところは面白かった。言葉が通じてないのに、生まれるものって確かにあるしね。
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イシコ |
(英語の)勉強はしているんですけど。
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新元 |
イシコの足りなさは確かにある。ただ、英語はどこでもまかり通るっていう意識はおごりだよね。旅っいうものは不都合があるものじゃない。
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イシコ |
逆に、新元さんが英語が話せなかったほうがよかったのに、と思ったことはありますか?
そういえば、以前新元さんがイギリスかどこかで、民謡を歌ったと聞いたことがあります。
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新元 |
アイルランドね。そのときカメラマンと一緒に旅をしていて、ダブリンで知り合った人に「詩人が集まる会」があるからって誘われて行ったんだよ。みんなで詩の朗読をしたあと、アイルランドだから当然、隣にはパブがある。そこで民族楽器を取り出してそれぞれ歌ったりして、宴会がはじまっちゃったわけ。それでお前もなんか歌えって言われて、なにも思い浮かばなくて出て来たのが「竹田の子守唄」だったの。
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イシコ |
どういう反応だったんですか?
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新元 |
詩が良かったって言われた。
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イシコ |
………。
爆笑。
アイルランドジョークだ!
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新元 |
でも、みんなから握手を求められたよ(笑)。
ところで、世界一周まわってみて、ひとりメシは好きになれたの?
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イシコ |
やっぱり、苦手は苦手なんですよ。でも、誰かと一緒にご飯を食べている「他人メシ」って、料理の印象が薄いんですよ。でも、ひとりだと、匂いや風景を全部キャッチしてるんですよね。いろんな思い出も残るし、それは自分にとっての財産だなとは感じていますね。
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新元 |
自分で見つけたとか、自分で注文したっていうのが、記憶に残るよね。旅は、エアポケットに入れられる感じがするんだよ、これは俺の場合だけど。今ここにある現実とはまた違うところに行って、そこで人と会って、話をしたりするというのが楽しいね。
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イシコ |
苦手ではあるけど、嫌ではなくなりましたね。
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——さて、この対談でもおわかりとのおり、チョー人見知りなイシコさんが、インド、ネパール、フィンランド、リトアニア、スペイン、ペルー、アメリカ…etc.世界各国のいろんな街で、勝手に恥ずかしくなりながら、ひとりメシというシーンを通じて、もんもんと抵抗を感じつつ旅をしてきた様子が「世界一周ひとりメシ」に綴られています。
ひとり旅が好きだけど、ひとりメシは苦手。人と話すと楽しいけど、人見知り。イシコさんはそんな、人がもつ、「なんで?」という説明のつきにくいところを温かく面白いものだと感じさせてくれる気がします。
ぜひ、手に取ってご覧ください!
(編集部・魚見幸代)
1件のコメント
[...] 『世界一周ひとりメシ』という本を読んでから、 食べたい食べたいと願い続けて2年半。 昨日ようやく食べることができた。 [...]
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