salitoté(さりとて) 歩きながら考える、大人の道草ウェブマガジン

一 九 七 四 ~団塊ジュニアと呼ばれて~

2010-10-12
熱狂時代2。

前回、熱狂とは何ぞやと支離滅裂ぎみにつぶやいてから、ずいぶんと
時間が開いてしまった・・・ちょいと続きを。

で、そーゆー団塊ジュニアな自分はどんなもんに熱狂してきたのか。

基本、熱しやすい方なので、あらゆるものに魂こがしてました。

当時ハマったアニメや漫画に対する思いはここでいう類とはまた
ちょっと違うし・・・
やはり熱狂と表現するのならば、スポーツor音楽でしょう!!

で、ここで阪神タイガースに対する虎キチ魂を出してもアレなので、
音楽に対する熱狂話しをちとばかり。。

11才の時に初めて思いを燃えたぎらしたのが、そう!
皆様お察しの通り「尾崎 豊」。

これは兄貴の影響でもあるけど、小5のちっぽけなハツほどの心臓は
容易く鷲づかみにされてしまいました。

当時、社会へのアンチテーゼなんぞあるわけもなく、ただムースで髪を
固め、兄貴の真っ黒なグラサンをかけ、白TをGパンにINして休日を
過ごしたりもしました。

盗んだバイクで走り出すこともなく、夜の校舎窓ガラス壊してまわる訳
もなく、ちゃんと18時にはオカンの夕飯を平らげ、寝るまでの間に
ラジカセで「十七歳の地図」ひたすらリスニング。。

なぜ、OZAKIには小5の心をも惹きつける魅力があったのか。

歌詞の本当の意味合いも解るはずもないので、やはり魂で唄うあの姿に
恋焦がれてしまったんだろうな、と。

現在、それほどのアーティストがいてるのだろうか、、、

幅広い層の人々を魅了し、それぞれの人生にも影響を与えた男。
彼を超える存在は未だに・・・

と言いながら、一部のマニアは冒頭の「魂こがして」という表現で
お気づきの方もおられるかも知れませんが、後にARBにどっぷりハマり、
vo.石橋凌の巨顔に隠れてしまって、OZAKIの影が潜めることになった
のはここだけの話。。。

※PS:私事ですが、しばらく仕事で某JRの巨大建築現場に長期出兵
    することになりましたので、より更新が滞る可能性があります。
    ご了承くださいませ。。。

ご意見・ご感想など、下記よりお気軽にお寄せ下さい。

2件のコメント

石橋凌は顔もデカいが器もデカい、人を愛する男やと思う。それは原田美枝子の自然な美しさを見て、そう思う。けど尾崎は、どこまでも愛されたい、抱きしめられたい、母親のお腹の中にいるときくらいの安らぎを求め続けた男だったんじゃないか。そこまで求めたら、現実生きていくのはキツ過ぎる。そういう意味で、きしむベッドに寂しさ持ち寄るだけで生きて行けるほど世の中甘くはないってことを「小僧ども」に思い知らせた存在がOZAKIやったのか・・・たぶん。

by ritsuko - 2010/12/10 10:54 PM

兄が毎月買って来るパチパチに尾崎が載っていて、当時はただのええカッコしいのように見えたけれど、最近youtubeで尾崎を見てるとなんつーか趣深いものを感じます。
窓ガラスは実は割ったことがあって少し後悔しました。校舎ではなく自宅の窓ガラスを全部割ってみました。「気が済んだ?」 と母に聞かれ、ガラス屋の電話番号を渡されました。母の器のデカさによりうまくグレれなかった。。。す。
おーちゅんさんの文章は平易で気取りがなくて好きです。
文章は平易に書くことの方が実は難しいのだと高校の国語の先生が言っていました。では。うまく届くかな。

by sheepdeepsleep - 2010/12/10 10:54 PM

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おーちゅん。
おーちゅん。

1974年生まれ。大阪出身、東京在住。不況の煽りをまともに全身で浴びる建設業界で凌ぎを削る日々。その個性的な風貌からは想像もつかない、あまりにも没個性な発想や保守的な思考には目を見張るものがある。第三次ベビーブームを起こしてくれるであろうという期待を見事に裏切った世代の一人として、非生産的な同棲生活を今も続けている。